食欲の秋に太るのはなぜ?食べすぎを防ぐ7つの対策をトレーナー解説

「夏はなんとか維持できたのに、9月・10月に入ってから食欲が止まらない」——秋は一年でもっとも体重が増えやすい季節のひとつと言われています。
この記事では、食欲の秋に太ってしまう理由と、秋の味覚を楽しみながら食べすぎを防ぐ7つの対策を、神戸・尼崎のパーソナルジムのトレーナーがわかりやすく解説します。

  • 秋太りの原因がわかる
  • 我慢しない7つの対策
  • 秋の味覚の食べ方
  • 自宅でできる

新米、さつまいも、栗、旬の果物。
秋は美味しいものが一気に増えるうえに、涼しくなって「食べても大丈夫な気がする」という油断も生まれます。

ところが実際には、秋に増えた1〜2kgをそのまま冬に持ち越し、年末年始でさらに上乗せしてしまうケースがとても多いのです。
逆に言えば、秋のうちに食欲の仕組みを知って対策できれば、来年の春をかなりラクな体型でスタートできます。

食欲の秋に太るのはなぜ?考えられる3つの理由

  • 日照時間9月以降は短くなる
  • 気温低下体は熱を作ろうとする
  • 夏の疲れ回復とともに食欲が戻る

「秋は食欲が増す」というのは、意志が弱いからではありません。
体のリズムや環境の変化が重なって、自然と食欲が高まりやすい時期だと考えられています。

  • 1日照時間が短くなり、気分と食欲のバランスが崩れやすい日光を浴びる時間が減ると、心の安定に関わるセロトニンが働きにくくなると言われています。
    セロトニンの材料になる糖質を体が欲しやすくなり、「甘いもの・ごはん・パンがやたら食べたい」という状態につながることがあります。
  • 2気温が下がり、体が熱を作るためのエネルギーを求める気温が下がると、体温を保つためのエネルギー消費が増えると考えられています。
    消費が増えること自体は歓迎すべきことですが、その分だけ食欲も強くなりやすく、「食べた量>消費した量」になりやすいのが秋の落とし穴です。
  • 3夏バテから回復し、食べられる体に戻る猛暑の時期は食欲が落ち、そうめんや冷たい飲み物で済ませていた方も多いはずです。
    涼しくなって消化の調子が戻ると、我慢していた反動もあって一気に食事量が増えることがあります。

じつは「夏に痩せた」は水分と筋肉かもしれません

夏に体重が落ちた方のうち、食欲不振で食事量が減っていた場合、減ったのは脂肪だけでなく水分や筋肉の可能性があります。

筋肉が減った状態で秋に食事量が戻ると、以前より太りやすい体で秋冬を迎えることになります。
だからこそ秋は「食事を戻しながら筋肉を守る」という視点が大切です。

あなたは大丈夫?秋太りしやすい人のチェックリスト

3つ以上当てはまったら要注意です

  • 夕方や夜に、甘いものが無性に食べたくなる
  • 夏は食欲がなかったが、9月に入って一気に食べられるようになった
  • 涼しくなって外出が減り、歩く距離が短くなった
  • 新米・パン・麺類など、主食の量が夏より明らかに増えた
  • 「秋だから仕方ない」と体重計に乗るのをやめている
  • 去年の秋冬も、気づいたら2〜3kg増えていた

当てはまる項目が多いほど、今の生活のままだと年末までにじわじわ増えていく可能性があります。
ただし、秋太りは「原因がはっきりしている太り方」なので、対策も立てやすいのが救いです。

秋のダイエット中でも食べられる和定食(焼き鮭・ごはん・味噌汁)
秋は「主食を抜く」より、たんぱく質と汁物を足してバランスを整えるほうが続きます

食欲の秋に食べすぎを防ぐ7つの対策

ポイントは「秋の味覚を我慢すること」ではなく、食べる順番・組み合わせ・タイミングを整えることです。
今日からできる順に7つ紹介します。

  1. たんぱく質を毎食プラスする肉・魚・卵・大豆製品・乳製品を毎食に入れると、満腹感が続きやすくなります。
    目安は片手のひらに乗るくらいの量。
    朝食に卵や納豆を足すだけでも、昼のドカ食いを抑えやすくなります。
  2. 野菜・汁物から食べ始める野菜やきのこ、味噌汁やスープから食べ始めると、食事のスピードがゆるやかになります。
    秋はきのこ・根菜・かぼちゃなど、食物繊維が豊富な食材が旬なので取り入れやすい季節です。
  3. 新米は「量を決めてから」よそう炊きたての新米はついおかわりしがちです。
    最初にお茶碗1杯分をよそい、おひつや炊飯器から距離を取るだけで食べすぎを防げます。
    主食を完全に抜く必要はありません。
  4. 甘いものは食後か日中に回す空腹のまま甘いものを食べると、血糖値が急に上がり下がりしやすく、また食べたくなる悪循環に入りやすくなります。
    食後のデザートにする、活動量の多い日中に食べる、この2つを守るだけでも変わります。
  5. 秋の果物は「夜より朝」に梨・ぶどう・柿などは、ビタミンや食物繊維がとれる一方で糖質も含まれます。
    朝食や日中の間食に回し、量は片手に乗る程度を目安にしましょう。
  6. 涼しさを味方にして活動量を増やす秋は一年でもっとも歩きやすい季節です。
    1駅分歩く、階段を使う、休日は少し遠回りして散歩する。
    夏に減った活動量を戻すだけでも、消費エネルギーの差は積み重なります。
  7. 週1〜2回、筋トレの習慣を入れる食欲が増える時期こそ、受け皿となる筋肉を増やしておくのが有効です。
    スクワットなど下半身の大きな筋肉を使う種目を、週1〜2回でも続けることが秋冬の体型を守ります。

完璧を目指さなくて大丈夫です

7つすべてを一度に始める必要はありません。
まずは①たんぱく質を足す、②野菜・汁物から食べる、の2つだけで十分効果を実感しやすいはずです。

秋のダイエットで大切なのは、行事や外食が続く年末まで「続けられる形」に整えておくことです。

秋の味覚は敵じゃない|食べ方を変えれば味方になる

秋の食材は、実は栄養価が高く、ダイエット中に役立つものがたくさんあります。
避けるのではなく、食べ方を少し工夫してみてください。

秋の味覚 気をつけたい点 おすすめの食べ方
新米・ごはん 食感が良く食べすぎやすい 先に量を決める/おかずのたんぱく質を先に確保
さつまいも・かぼちゃ 主食と重なると糖質が多くなる ごはんの量を減らして主食として扱う
きのこ類 ほぼ気にせず食べられる 汁物・炒め物のかさ増しに毎日でもOK
秋鮭・さんま 調理法で脂質が増える 焼く・蒸すでたんぱく質源としてしっかり食べる
栗・ぶどう・柿 糖質が多く後を引く 夜より朝〜日中に、片手に乗る量まで
さつま揚げ・惣菜パン 揚げ物や菓子パンは脂質が高い 頻度を週1〜2回に決めておく

「食べたら太る食材」があるのではなく、量とタイミングが合っていないだけ、というケースがほとんどです。
旬のものを楽しみながら、体重を守っていきましょう。

秋は体づくりを始めるベストシーズン|Weight Downのサポート

秋にダイエットを始めるメリットは、涼しくて体を動かしやすいこと、そして年末年始までに体を仕上げる時間があることです。
夏のように「無理な短期決戦」をしなくても、無理のないペースで結果を積み上げやすい時期と言えます。

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食欲の秋についてよくある質問

Q. 秋は本当に太りやすいのですか?

気温の低下や日照時間の減少により、食欲が増えやすい時期だと言われています。
ただし、涼しくて運動しやすい季節でもあるため、活動量を戻せば体重をコントロールしやすい時期でもあります。

Q. 秋の味覚は我慢したほうがいいですか?

我慢は必要ありません。
むしろ極端に我慢すると反動での食べすぎにつながりやすくなります。
食べる時間帯を日中にする、量を先に決める、たんぱく質と一緒に食べるといった工夫で十分に楽しめます。

Q. 秋から始めて、年内に変化は出ますか?

個人差はありますが、9〜10月に始めれば年末まで2〜3ヶ月あり、食事と運動の習慣を整えるには十分な期間です。
まずは体重よりも「続けられる形」をつくることを目標にすると、結果的に変化が出やすくなります。

まとめ|秋の食欲は仕組みを知れば怖くない

食欲の秋に食べすぎてしまうのは、日照時間や気温、夏バテからの回復といった、体の自然な反応が重なるためです。
意志が弱いからではありません。

だからこそ、たんぱく質を毎食足す、野菜と汁物から食べる、主食の量を先に決める、活動量を戻す、週1〜2回の筋トレを入れる——この5つを押さえるだけで、秋の体重はぐっとコントロールしやすくなります。

そして秋は、涼しくて体を動かしやすく、年末までに時間もある「始めどき」のシーズンです。
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