体幹トレーニングの効果|プランクの正しいやり方と続け方をトレーナー解説

CORE TRAINING GUIDE

「体幹を鍛えるといい」とよく聞くけれど、何のために、どこを、どうやって鍛えればいいのか。
プランクを30秒やって終わり、では続かないし変化も感じにくいものです。
この記事では体幹トレーニングの本当の効果と、プランクの正しいフォーム・時間の目安・自宅でできる4種目を、神戸・阪神間でパーソナルジムを運営するトレーナーが整理しました。

  • 初心者OK
  • 自宅でできる
  • 器具なし
  • 1日5分から
  • フォーム重視

この記事でわかること

  1. 体幹トレーニングとは何か(腹筋運動との違い)
  2. 体幹を鍛えて期待できる効果4つ
  3. プランクの正しいやり方とNGフォーム
  4. プランクの時間・回数の目安(レベル別)
  5. プランク以外の自宅体幹メニュー4種
  6. 続けるコツとよくある質問

結論

体幹トレーニングは「体重を落とす運動」ではなく、姿勢を保つ力を取り戻して、日常動作と他のトレーニングの質を底上げするための土台づくりです。
プランクは秒数を伸ばすより、腰が落ちないフォームで30〜45秒×2〜3セットを週3回続けるほうが体は変わっていくと言われています。

  • 1日5分4種目でも十分に組める
  • 週3回毎日やらなくてよい
  • 30〜45秒プランク1セットの目安

デスクワークで一日中座っていると、体を支える筋肉は「使わない時間」が長くなります。
その状態が続くと姿勢が崩れ、腰や肩に負担が集中し、運動を始めても踏ん張りがきかない——という悪循環に入りがちです。
まずは体幹という言葉の中身から整理していきましょう。

体幹トレーニングとは?腹筋運動とは何が違う

体幹=胴体まわりを支える筋肉の総称

体幹とは、頭と手足を除いた胴体部分のこと。
その中でも体幹トレーニングで狙うのは、お腹の深いところにある腹横筋、背骨を支える多裂筋、体の底でハンモックのように内臓を支える骨盤底筋群、そして横隔膜といったインナーマッスルが中心です。
これらは体を大きく動かす筋肉ではなく、「動いているあいだ、胴体をブレさせずに固定しておく」役割を担っています。

一方、いわゆる腹筋運動(上体起こし)で主に働くのは、お腹の表面にある腹直筋です。
こちらは体を丸める動作の筋肉なので、「支える力」を養う体幹トレーニングとは役割が違います。
両方とも必要ですが、姿勢の崩れや腰の不安が気になる方がまず取り組みたいのは、支える側のトレーニングです。

体幹を鍛えても「お腹だけ痩せる」わけではない

ここは誤解の多いところです。
特定の部位を動かしても、その部位の脂肪が優先的に減るわけではないと考えられています。
プランクを毎日100秒やってもお腹の脂肪が消えるわけではなく、お腹まわりを細くしたいなら、食事の見直しと全身の筋トレ・有酸素運動を組み合わせるのが近道です。
このあたりはお腹が痩せない本当の理由でも詳しく解説しています。

では体幹トレーニングに意味がないかというと、まったく逆です。
体幹が安定すると、スクワットや歩行といった「痩せるための運動」そのものの質が上がります。
直接痩せる運動ではなく、痩せる運動を効かせるための準備、と捉えるのが正確です。

体幹トレーニングで期待できる効果4つ

  1. 姿勢が保ちやすくなる胴体を支える力が戻ると、立っているとき・座っているときに背骨が自然な位置に収まりやすくなります。
    猫背や反り腰の改善に取り組む土台になります。
  2. 腰や肩の負担が減りやすい体幹が抜けると、腰や首まわりが代わりに踏ん張ることになります。
    支える筋肉が働けば、その一点集中の負担が分散されやすくなると言われています。
  3. 他の種目のフォームが安定するスクワットやデッドリフトで腰が丸まる・ふらつくという方は、体幹が保てていないケースが少なくありません。
    土台が安定すると狙った筋肉に効かせやすくなります。
  4. 見た目の印象が引き締まるお腹を薄く保つ力が働くようになると、同じ体重でもシルエットの印象が変わります。
    姿勢が整うぶん、スタイルがよく見えやすくなります。
マットの上で体幹トレーニングを行う女性
体幹トレーニングはマット1枚あれば自宅でも取り組めます

効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、「フォームが安定してきた」「同じ秒数がラクになった」という変化は比較的早い段階で表れやすいものです。
体重計の数字だけで判断せず、動きの質で進み具合を見てあげてください。

プランクの正しいやり方|フォームが9割

プランクは器具も場所も要らない代表的な体幹種目です。
ただし、形だけ真似ても狙った場所に入りません。
次の4ステップで組み立ててみてください。

  1. STEP 1うつ伏せになり、肘を肩の真下に置く肘が前すぎても後ろすぎても肩に負担が集中します。
    前腕は床と平行、手のひらは軽く開くか、こぶしを軽く握ります。
  2. STEP 2つま先を立て、息を吐きながらお腹を薄くする持ち上げる前に、息を細く長く吐いてお腹を内側に引き込みます。
    この「吐いて締める」が入るかどうかで効き方が変わります。
  3. STEP 3頭・背中・お尻・かかとを一直線にして持ち上げるお尻の位置は高すぎず低すぎず。
    横から見たときに一枚の板のようになる高さを探します。
    目線は手のすこし前の床へ。
  4. STEP 4呼吸を続けたまま30〜45秒キープ止めるのは動きだけで、呼吸は止めません。
    フォームが崩れた時点でその1セットは終了、と決めておくとフォームが守られます。

やりがちなNGフォーム4つ

  • 腰が落ちて反っているいちばん多い崩れ方です。
    腰に張りを感じたらすぐ中止し、膝をついたプランクに切り替えてください。
  • お尻が高く上がっているラクに感じますが、体幹への刺激は逃げています。
    動画や鏡で横からの形を確認しましょう。
  • 首がすくんで肩が耳に近づく肩甲骨まわりで支えようとしているサインです。
    肩を床から遠ざけ、首を長く保ちます。
  • 呼吸を止めて秒数だけ稼ぐ血圧が上がりやすく、体幹の筋肉も働きにくくなります。
    数えるより呼吸を優先してください。
トレーナーが体幹トレーニングのフォームを指導する様子
崩れやすいフォームは自分では気づきにくいため、第三者の確認が有効です

プランクの時間・回数・頻度の目安

「何秒やればいいですか」という質問をよくいただきますが、正解は秒数ではなく“フォームが保てる範囲”です。
そのうえで、目安としては次のように考えてください。

レベル 1セットの時間 セット数 週の頻度
まったくの初心者 膝つき20秒 2セット 週2〜3回
運動を始めて1ヶ月 20〜30秒 2〜3セット 週3回
慣れてきた段階 30〜45秒 3セット 週3回
物足りなくなったら 45〜60秒 3セット 週3回+種目追加

60秒を超えて保てるようになったら、さらに秒数を伸ばすより種目を変えたほうが効率的です。
片手や片脚を浮かせる、サイドプランクを足すなど、不安定さを足して負荷を上げていきましょう。

頻度は毎日でなくて構いません。
筋肉は休んでいるあいだに回復していくため、週3回ほどでも十分に積み上がります。
トレーニング頻度の考え方は筋トレは週何回が効果的?もあわせてご覧ください。

プランク以外の自宅体幹メニュー4種

プランクだけだと、体を「固める」方向の刺激に偏ります。
横の安定・お尻の力・手脚を動かしながら支える力も足しておくと、日常の動作につながりやすくなります。

種目 狙い 回数の目安 つまずきポイント
サイドプランク 体の横側の安定 左右20秒×2 腰が後ろに引けやすい
ヒップリフト お尻と体幹の連動 10〜15回×2 腰で持ち上げてしまう
デッドバグ 手脚を動かしながら支える 左右8回×2 腰が床から浮く
バードドッグ 背中側の安定 左右8回×2 体が左右にねじれる

4種目を1セットにまとめた5分メニュー

自宅でそのまま使える順番

  • ヒップリフト 12回(体を起こす前のウォームアップに)
  • デッドバグ 左右8回(腰を床に押しつけたまま行う)
  • プランク 30秒(呼吸は止めない)
  • サイドプランク 左右20秒(膝つきでもOK)
  • バードドッグ 左右8回(最後にゆっくり整える)

休憩を挟んでも5分前後で終わります。
まずはこの順番を週3回、2週間続けてみてください。
余裕が出てきたら各種目のセット数を2セットに増やすだけで、負荷は十分に上がります。

立ち上がる動きも加えたい方はスクワットの正しいやり方を、座り姿勢で固まった体をほぐしたい方はデスクワークの肩こり・腰痛ストレッチを組み合わせるのがおすすめです。

体幹トレーニングを続けるコツ

挫折しないための5つのルール

  • 「秒数」ではなく「フォームが崩れるまで」を1セットの基準にする
  • やる時間と場所を固定する(入浴前・寝る前など)
  • できた日をカレンダーに印だけ付ける(記録は1文字でよい)
  • 体重ではなく、同じ秒数のきつさの変化で進み具合を見る
  • 1日抜けても仕切り直さない。
    翌日から再開すれば連続性は保たれる

体幹トレーニングは地味で、変化が数字に出るのが遅い種目です。
だからこそ「今日はきつくなかった」という主観の変化を拾ってあげると、続けやすくなります。
ダイエット全体が停滞していると感じるときはダイエット停滞期の抜け出し方も参考になります。

フォームが合っているか不安な方へ|Weight Downの体幹トレーニング

体幹トレーニングでいちばん難しいのは、自分のフォームが合っているかを自分で判断できないことです。
腰が落ちている、お尻が上がっている、呼吸が止まっている——これらは鏡を見ても案外気づけません。

パーソナルジムWeight Downは、神戸・阪神間に展開する完全個室マンツーマンのパーソナルジムです。
HIIT・ウェイトトレーニング・ストレッチを組み合わせたプログラムで、体幹の安定もトレーニングの土台として組み込んでいます。
その場でフォームを修正できるので、「なんとなくやっている」状態から抜け出せます。

パーソナルジムの無料カウンセリングの様子
無料カウンセリングでは体の状態と目標をうかがったうえでメニューをご提案します

食事についても、過度な制限はおすすめしていません。
無理なく続けられる範囲で整えていく、ストレスフリーな食事指導が基本方針です。
タオル・ウェア・シューズ・水・プロテインはすべて無料レンタルなので、手ぶらで通えます。

完全個室マンツーマン/業界最安値クラス

週1回25分/2ヶ月29,800円(税別)〜

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体の状態をうかがったうえで、体幹トレーニングを含めたメニューをご提案します。
無理な勧誘は一切ありません。

お近くの店舗からもご覧いただけます。

よくある質問

Q. プランクは毎日やったほうがいいですか?

プランクは毎日やったほうがいいですか?

毎日でなくても構いません。
週3回ほどでも十分に積み上がると言われています。
毎日やること自体が悪いわけではありませんが、疲労が残ったままフォームが崩れた状態で続けると、腰への負担が増えてしまいます。
それよりも「正しいフォームで週3回」を数ヶ月続けるほうが、結果的に積み上がりやすいと考えています。

Q. 体幹を鍛えればお腹は凹みますか?

体幹を鍛えればお腹は凹みますか?

体幹トレーニングだけで脂肪が落ちるわけではありません。
ただし、お腹を薄く保つ力が働くようになることで、見た目の印象は変わりやすくなります。
脂肪そのものを減らしたい場合は、食事の見直しと全身のトレーニングを組み合わせてください。

Q. 腰が痛くなるのですが続けていいですか?

プランクで腰が痛くなるのですが続けていいですか?

痛みが出る場合は中止してください。
ほとんどは腰が落ちてフォームが崩れていることが原因ですが、痛みが続く・強い場合は自己判断せず医療機関にご相談ください。
フォームを見直す段階では、膝をついたプランクやデッドバグなど、腰への負担が少ない種目から始めるのが安全です。

Q. 運動がまったくの初心者でもできますか?

運動がまったくの初心者でもできますか?

できます。
膝をついたプランク20秒から始めれば、運動経験がない方でも取り組めます。
ただし最初のフォームを間違えたまま覚えてしまうと修正に時間がかかるため、最初だけでも専門家に見てもらうことをおすすめしています。

まとめ

体幹トレーニングは、体重を落とすための運動ではなく、姿勢と動きの土台を立て直すためのトレーニングです。
プランクは秒数を競う種目ではありません。
腰が落ちないフォームで30〜45秒×2〜3セット、週3回。
これをまず2週間続けてみてください。

そのうえでヒップリフト・デッドバグ・サイドプランク・バードドッグを足していけば、自宅でも5分で一通りの体幹メニューが完成します。
フォームが合っているか不安な方は、一度プロの目でチェックしてもらうのが近道です。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたもので、効果には個人差があります。
痛みや持病がある方、通院中の方は、運動を始める前に医師にご相談ください。


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